消化器科・内視鏡検査

ベトナムでの生活・仕事において、ストレスを感じる方も多いのではないでしょうか。文化の違い、食生活の変化、日本とは全く違う慣れない環境での毎日。気が付いたら、胃腸の調子がどうもおかしいという経験が誰にでもあるでしょう。ストレスが原因の胃・腸の疾患は、特に日本人に多く見られます。以下の様な場合、内視鏡検査をおすすめします。早めの検査で、早期発見・早期治療をしましょう。

消化器疾患やその症状は、以下が含まれます。

  • 胸焼け
  • 消化不良
  • 腹痛
  • 炎症性腸疾患
  • 過敏性腸症候群
  • 胃食道逆流症
  • 胃潰瘍
  • ピロリ菌感染
  • セリアック病
  • 胃がん、食道がん、大腸がん
  • 胃・大腸ポリープ(ポリープ除去)
  • 大腸憩室症

内視鏡カメラ検査(胃・大腸カメラの検査)

当院では、ベトナムで最先端レベルの日本製オリンパス内視鏡の最上位機種を導入しています。この内視鏡は、早期がんなどの発見に貢献するNBI - 狭帯域光観察が可能な機能を搭載し、より精細に検査をすることが可能です。

胃カメラでは、喉の麻酔のみでまたは、鎮静剤を使って眠った状態で、食道、胃、十二指腸を検査します。大腸カメラでは、鎮静剤を使用し、眠ったまま、大腸、肛門の検査を行います。

以下のような場合は、内視鏡検査をおすすめいたします:

  • 長引く胃痛
  • 胃潰瘍、胃炎がある
  • 食べ物を飲み込みづらい
  • 長引くの便秘や下痢
  • 大腸ポリープがある
  • ピロリ菌感染の可能性がある

ピロリ菌感染検査

ヘリコバクター・ビロリ、通称ピロリ菌に感染したまま放置しておくと、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどが発症することがあります。胃がんにおいては、かなりの確率で、ピロリ菌感染が原因であると考えられています。アメリカやヨーロッパの先進国では、あまり見られない病原体ですが、ベトナムを含む東アジアでは、感染リスクが非常に高くなっています。

ファミリーメディカルプラクティスでは、呼気を集めるだけで簡単に行えるピロリ菌検査機器を導入しています。これにより、採血することなく、即座に精度の高い診断が可能となりました。ピロリ菌感染の心配がある方、特に胃の痛みや不快感がある方は、この検査をおすすめします。

当院で行えるピロリ菌感染検査には、以下があります。

  • 呼気を集めて行うピロリ菌検査(呼気検査)
  • 血液検査、便検査でのピロリ菌検査
  • 結果が陽性だった場合、抗生剤により除菌
  • 胃カメラ

胃カメラ検査は、ピロリ菌呼気検査をし、結果が陽性だった場合に行います。抗生剤により除菌した後、胃カメラにて胃の内膜の状態を診、胃がんに進行していないかを確認します。