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PCOSがPMOSへ名称変更

PCOSがPMOSへ名称変更

PCOSがPMOSへ名称変更

速報:PCOSが正式にPMOSへ名称変更されました

女性の健康に関する重要なお知らせです。

2026年5月12日、権威ある医学誌The Lancetに掲載された国際的なコンセンサスにより、多嚢胞性卵巣症候群(Polycystic Ovary Syndrome:PCOS)は、正式にPolyendocrine Metabolic Ovarian Syndrome(PMOS:多内分泌・代謝性卵巣症候群)へと名称が変更されました。

これは単なる名称変更ではありません。この疾患に対する理解、診断、治療の考え方が大きく変わる重要な転換点です。PMOS(旧PCOS)は、世界で1億7,000万人以上の女性が影響を受けているとされています。

 

1. なぜ名称が変更されたのか?

これまでの名称に含まれる「Polycystic(多嚢胞性)」という表現は、科学的に正確ではなく、多くの誤解を招いていました。

研究により、この疾患では病的な卵巣嚢胞(シスト)ができるわけではないことが明らかになっています。実際には、ホルモンバランスの乱れによって、小さく未成熟な卵胞が多数たまる状態であることが特徴です。

新しい名称であるPMOSは、この疾患の本質をより正確に表しています。

  • Polyendocrine(多内分泌):アンドロゲン(男性ホルモン)の過剰やインスリン異常など、複数のホルモンバランスの乱れを伴うこと。
  • Metabolic(代謝性):体重管理、血糖値、心血管疾患リスクなど、代謝に大きな影響を及ぼすこと。
  • Ovarian(卵巣性):排卵障害や生殖機能など、卵巣に関する症状を含むこと。

多内分泌・代謝性卵巣症候群

2. 名称変更の導入スケジュール

この名称変更は、段階的に進められる移行プロセスの一環です。

  • 3年間の移行期間:2026年5月から、医療機関や患者さんが新しい名称に適応できるよう、段階的な移行が開始されました。
  • 2028年までに完全移行:2028年までに、新名称「PMOS」は世界195か国で使用される最新の国際診療ガイドラインへ正式に組み込まれる予定です。

 

3. より包括的な診断へ

PMOSの診断は、超音波検査だけで決まるものではありません。超音波で見られる「多嚢胞性卵巣」の所見は、あくまで診断の一要素にすぎません。

適切なPMOSの診断には、以下を総合的に評価することが重要です。

  • 月経不順または排卵障害(無排卵)
  • 男性ホルモン(アンドロゲン)過剰の臨床症状または血液検査所見(例:ニキビ、多毛、血液検査でのアンドロゲン高値)
  • 同様の症状を示す他の疾患を除外すること

 

4. 「ピルだけ」に頼らない包括的な治療へ

これまでPMOS(旧PCOS)の治療は、消退出血を起こす目的で低用量ピルを処方することが中心となるケースが少なくありませんでした。もちろん、ピルは現在でも有効な治療選択肢の一つです。しかし、新しいPMOSの考え方では、体全体を包括的に診るアプローチ(ホリスティック・アプローチ)が重視されています。

PMOSは代謝異常と深く関係しているため、当クリニックでは以下の点を重視しています。

  • 代謝管理:インスリン抵抗性の改善、将来的な2型糖尿病や心血管疾患の予防
  • 生活習慣の改善:一人ひとりに合わせた栄養指導、適切な運動療法による症状のコントロール
  • メンタルヘルスへのサポート:ホルモンバランスの変動に伴いやすい不安や抑うつ症状への支援

PMOS

このように、PMOSではホルモン・代謝・生活習慣・心の健康を含めた総合的な治療が重要とされています。

私たちの取り組み

今回の歴史的な名称変更により、PMOS(旧PCOS)は複雑で、生涯にわたる内分泌疾患として、その実態に即した形で認識されるようになりました。当クリニックでは、卵巣だけでなく、患者様の心身全体の健康(ウェルビーイング)を大切にした医療を提供しています。

ご質問はありませんか?新しい国際基準がご自身の治療や健康管理にどのような影響を与えるのか、ぜひお気軽にご相談ください。

 

産婦人科専門医のご紹介

ホーチミン市(FMP タオディエン院)
杉山 彩子 医師(Dr. Saiko Sugiyama)
杉山彩子医師は、日本で医学教育を受け、国内の病院・クリニックで豊富な診療経験を積んだ産婦人科専門医です。妊娠中・出産後のケア(周産期医療)をはじめ、婦人科健診、女性特有のさまざまな疾患の診断・治療を専門としています。患者様一人ひとりに寄り添う丁寧な診療と分かりやすい説明を大切にし、ライフステージのあらゆる場面で女性の健康をサポートしています。

FMPヘルスケアグループは、ホーチミン市・ハノイ・ダナンに医療センターを展開し、外国人医師による診療、健康診断センター、24時間対応の救急搬送サービスを提供しています。ホーチミン市で杉山医師の診察をご希望の方は、FMPタオディエン院へお越しください。

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電話:(028)3744 2000(FMP タオディエン院)
E-mail:d2.ob-gyn@vietnammedicalpractice.com

 

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オルガ・サンボルスカ医師(Dr. Olga Sambolska)
オルガ・サンボルスカ医師は、1996年にウクライナのリヴィウ国立医科大学を卒業後、ヴォリン州立産科病院で医師としてのキャリアをスタートしました。1998年より産婦人科医として登録され、妊娠・出産、避妊、更年期障害、月経異常、性感染症など、女性のライフステージに応じた幅広い診療を行っています。英語、ウクライナ語、ポーランド語、ロシア語に対応しています。

FMPヘルスケアグループは、ホーチミン市・ハノイ・ダナンに医療センターを展開し、外国人医師による診療、健康診断センター、救急搬送サービスを提供しています。ハノイでは、FMP Hanoi 24/7(298I Kim Mã Street, Kim Mã Ward, Ba Đình District)で診療を行っています。

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